令和8年度 入試解説①(数学)ーーー さいたま桜高等学園・埼玉県立特別支援 高等部分校 の入試問題
- ててスクール/さいたま/放課後等デイ/学習/進学

- 2月1日
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令和8年度入試 埼玉県立高等部職業学科・高等部分校の入試問題(数学-1)について、解説します。
<入試問題>
過去3年分の問題を見ることができます。
ここから入試問題を印刷して、それを見ながらお読みいただくと、分かりやすいと思います。
<1>計算問題
例年通りの出題でしたが、分数が難しかったです。
今年の分数はたし算をした後で、8/7を1と1/7にする計算が必要で、間違えが多かったと思います。
来年以降もこのレベルまで解けるようにしておく必要が出てきました。
受験生にとってはハードルが一つ上がったことになります。
<2>単位
3年ほど同じ形式でしたが、今年は□の選択肢の単位が増えたり、℃や㎡が答えだったりとレベルが上がりました。
℃は、TVの天気予報で見たり会話で使ったりしますが、普段はノートなどにほとんど書かない単位です。
㎡は、サッカーのコートの広さもイメージしにくいですし、面積の単位の出題が今まではほぼありませんでした。
ててスクールの練習問題には、これらの単位も含まれていますが、
過去問だけしか練習していなかった受験生には難しかったと思います。
最近の単位の問題は、形式が決まっていたので解きやすく、ほぼ全員が解けていたのかもしれません。
しかしこれでは受験問題にはなりません。
受験問題は差をつけるために、多少は難しくないといけません。
今回は難しくなったとはいえ、このレベルには対応できるように練習を積んでおきましょう。
<3>小問集
(3)~(5)が大幅に変わりました。
(3)「はかり」
久しぶりの登場です。
最近は「ものさし」ばかりでしたので、そろそろ出題されるかなと思っていました。
「はかり」は、来年以降も続けて出る可能性が大です!
(4)カレンダー
毎年の出題ですが、今年はレベルが2段階上がりました。
まずは、解きやすいようにカレンダーを書けるマスがなくなりました。
それから、日付だけでなく、曜日も解答するようになりました。
昨年はマスがあったので、正解率が高すぎたのだと思います。
曜日も問われる形式は、来年以降も可能性があります。
ててスクールのカレンダーの練習問題は、さらに難しいレベルも学習できるようになっていますが、さすがにそこまでは難しくはならないと思います。
(5)図形の計算問題
しばらく円が続いたのち、昨年は「ひし形」でした。
昨年の正解率が高かったので、今年はレベルを上げたのだと思いますが、今年は難しくなりすぎです。
今年は、できた生徒はほとんどいないはずです。
このタイプの問題は、来年以降は出る可能性は、かなり低いです。
できなくても気にしなくて構いません。
できなくてはいけない他の問題にエネルギーをかけた方が、合格の確率は上がります。
<4>表(ひょう)
おそらく大人が解くと簡単な問題です。
しかし、「9回まで交互に攻撃し」とか、「次はBチームの攻撃です」とか言われても、野球を知らない受験生には意味不明だった事でしょう。
野球を知っているかどうかが、解けたかどうかの分かれ目です。
「運」「不運」が関係してしまう問題でした。
<5>お金
(3)が難しかったです。
何を言っているのか読み取れない受験生が多かったと思います。
受験問題の場合、このレベルの問題は出来るようになる必要はあります。
しかし毎年の事ですが、(1)の解答を使って(3)を解くので、(1)を間違えると、連鎖して(3)も間違えます。
この間違えの連鎖は受験生にとっては可愛そうです。
何とかならないのかなと思ってしまいますが、仕方がないのかもしれません。
ですから(1)は絶対に間違えないように、練習をしておきましょう。
<6>時刻表・時計
昨年までと雰囲気は似ていますが、内容は大きく変わりました。
(1)~(3)まで、全部できなかった受験生も多かったでしょう。
とはいえ(1)(2)は来年以降も同じ形式で出る可能性は高いです。
難しいですが、このレベルには対応できるように練習しましょう。
(3)は11時35分と、時計の2時20分の差を求めやすいのですが、実際には11時35分を使って病院に着いた時間を求め、それと2時20分の差を求めます。
工夫された問題ですが、この問題も解けた受験生はほとんどいなかったと思われます。
(3)は来年以降も出題される可能性はありますが、かなり難しい問題です。
時計が苦手な場合は、他の全ての問題が解けるようになってから、いちばん最後に練習をするようにしましょう。
<7>図形
少しだけレベルが上がりました。
(2)「向かい合う角」を理解できましたか。
そして、答えが4つあるので、4つ全部を書けましたか。
意外と正解率は低いと思われます。
(3)面積が出ました。
面積の問題も久しぶりの出題でしたので、戸惑った受験生は多かったと思います。
しかし、このレベルは受験生としては出来るようにしておく必要があります。
<8>材料
久しぶりにここにも「はかり」が復活です。
昨年までは「考えさせる分数」の問題がありましたが、今年の方が良問といえるでしょう。
「はかり」の練習はしっかりとしておきましょう!
<9>グラフ
グラフも雰囲気は昨年までと同様ですが、レベルは格段に上がっています。
(1)A市とB市を勘違いしないようにしましょう。
(2)簡単そうですが、ひっかけ問題です。
7月や8月と書きたくなりますが、答えは1月です。
1月は気付きにくいです。
可能性としては12月もあります。
しかし、7月も8月も気温の差が両方とも15度ですので、「同じでヘンだな」と思ってもらえるようには作られています。
それでも間違いやすい問題です。
(3)計算することが多いので、戸惑ったのではないでしょうか。
(4)「平均気温の変化」の意味が分からなかったかもしれません。
しかもそれをA市とB市で比べないといけないので、さらに難しく感じたと思います。
どちらか片方の「平均気温の変化」だけを答えさせたほうが良かったと思います。
しかし、グラフは毎年の出題で変化が少ないので、このレベルを解ける力はあった方が安心です。
< 総 評 >
昨年と同じような問題に見えますが、レベルはぐっと上がりました。
ひっかけ問題や深く考えさせる問題が増えました。
多くの生徒が「難しかった💦」という感想でした。
平均点は大きく下がったことでしょう。
今年の入試問題を繰り返し解いても、実力がつかないケースが考えられます。
お金や時計の問題のように複雑すぎる問題は、実力のない生徒には理解できないからです。
難しい問題は、受験勉強がある程度進んでからマスターするようにしましょう。
しかし実力のある受験生にとっては、数学で差を付けることが可能といえます。
他の人が半分くらいしかできないのに、満点近く取れれば、数学で20点ほど差をつけることができるからです。
今回の数学のレベルに到達するには、どうしても時間が必要です。
早めの準備が必要です。
入試問題ですから、簡単ではありません。
さいたま桜高等学園や分校の受験をお考えの方は、準備を早めにスタートすることをお勧めします。
時間を作ってあげることが、お子様への最大のサポートになります。






















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