令和8年度 入試解説②(国語)ーーー さいたま桜高等学園・埼玉県立特別支援 高等部分校 の入試問題
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- 7 日前
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令和8年度入試 埼玉県立高等部職業学科・高等部分校の入試問題(国語)について、解説します。
<入試問題>
過去3年分の問題を見ることができます。
ここから入試問題を印刷して、それを見ながらお読みいただくと、分かりやすいと思います。
<1>漢字
昨年に続き今年も「書き」が4問、「読み」も4問。
あわせて8問の出題でした。
「出題範囲」は例年通りでした。
ててスクールでは「漢字検定(漢検)」を実施しています。
しかし、中学3年生には、余裕のある生徒以外は、なるべく「出題範囲」の漢検の級にとどめるようにしています。
やはり「合格」することが、いちばんの目的だからです。
漢字は毎年出ますが、この「出題範囲」を意識して学習しましょう。
<2>ローマ字
ローマ字には「ヘボン式」と「訓令式」があり、どちらを学習するのか検討が進められてきました。
そのためか、昨年はローマ字の出題がありませんでした。
ちなみにヘボン式で学習するように統一されました。
・ヘボン式 「し」→shi 「ちゃ」→cha
・訓令式 「し」→si 「ちゃ」→tya
①Tottoriは「とっとり」ですが、「とっとり」を知らないと、答えを書くのに抵抗があったかもしれません。
<3>数え方
新しいタイプの問題です。
日常会話ではよく使う数え方ばかりですが、漢字が音読みなので、意外と難しかったと思います。
例えば、洋服の数え方は「着」ですが、これを「ちゃく」と読めないと選べません。
会話では「1ちゃく」「2ちゃく」と使っていますが、「1着」「2着」を読むとなると難しくなります。
<4>慣用句
毎年出される問題です。
慣用句は数がとても多いので、漢字と同じくらいにしっかりとした学習が必要です。
でも、本屋さんで売っている「慣用句」の参考書を使ってはいけません。
公文やドラえもんの小学生向けの参考書でもNGです。
これらの参考書は、基本的に中学受験用です。
さいたま桜や分校の受験には出ない慣用句がたくさん載っています。
ですから、ててスクールでは「オリジナル教材」を使っています。
「イラストで覚える慣用句」という教材です。
さいたま桜や分校の受験に出そうな慣用句だけが並んでいます。
でも、本屋さんには売っていません。
ごめんなさい😌
<5>助詞
「~は」「~を」のような「助詞」は毎年の出題ですが、今年はレベルが上がりました。
日常会話の少ない受験生は、難しく感じたかもしれません。
④は正解の「から」と「まで」を逆にしても正しそうですが、「帰る」という言葉につなげるので、正解以外の選択はありません。
よく考えて作られています。
来年以降もこの形式になる可能性が大です。
難しくなったとはいえ、良い問題です。
<6>読解問題 小泉八雲
今年の朝ドラの主人公が登場しました。
「つつましい」の意味が分からず困ったかもしれませんが、良問です。
このレベルの読解力は最低必要です。
<7>読解問題 しおり
問1の「何人で」は全員を聞かれていますから、「六人」が正解です。
自分を入れ忘れて「五人」としたかもしれませんが、文章の最後に「六人が~」と書かれていますので、これに気付いて直した受験生もいる事でしょう。
丁寧な配慮がなされ、しかも国語の力がはっきりとわかる問題だと思います。
このようなタイプの問題を多く説くことは、国語の力をつけるだけでなく、将来につながる思考力も養われます。
これも良問といえるでしょう。
<8>読解問題 私たちのスマホルール
前の<7>と同じように、しっかりと読めば必ず解ける問題です。
しかもスマホルールの道徳感を養う問題にもなっています。
「フィルタリングサービス」のように、受験生には馴染みのない単語もありますが、〇✖の解答方式なので、ルールの文章は長いですが、取り組みやすかったと思います。
これも良問といえるでしょう。
< 総 評 >
実力の差がはっきりと分かるような問題ばかりが並んでいました。
国語の場合は、形式が似ていても、解けるとは限りません。
例えば「慣用句」が来年も出題されても、出題される「慣用句」が変われば解けません。
読解問題が出題されても、文章そのものが変われば解けません。
つまり過去問を繰り返し解いても、合格できないという事です。
さいたま桜高等学園や分校の入試問題はよく出来ています。
社会人となった時に必要な力を養う問題が並んでいます。
受検には過去問を解くことは必須ですが、過去問の繰り返しだけでは、実力の幅は広がりません。
社会人となった時に必要な力も身に付きません。
さいたま桜高等学園や分校の入試問題に類似した問題をたくさん解きましょう。
合格が近づくだけでなく、社会人として必要な力が養えます。
この観点からも、今年の国語の入試問題は良問揃いだと感じられました。
多少は変わるでしょうが、来年も同じ形式の入試問題になると思われます。






















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