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令和7年度 入試解説②(数学)ーーー さいたま桜高等学園・埼玉県立特別支援 高等部分校 の入試問題

令和7年度入試 埼玉県立高等部職業学科・高等部分校の入試問題(数学)について、解説します。



<入試問題>

過去3年分の問題を見ることができます。


ここから入試問題を印刷して、それを見ながらお読みいただくと、分かりやすいと思います。



<1>計算問題

例年通りの出題でしたが、割り算は間違いやすい問題でした。

(5)600÷30


ゼロが続く問題は苦手とする生徒が意外と多いので、いろんなタイプの計算にふだんから触れておきましょう。


混合算はできましたか?

(6)20+80×3

答えは260です。300ではないですヨ😆


このタイプは、いくらでも難しい問題を出せます。

やはり様々なタイプの問題に触れておきましょう。



<2>単位

選択肢(四角の中)に並んでいる単位は昨年と同じでした。

出題範囲ではこれらの単位が中心となるので、奇を狙わずに来年も同じように出して欲しいものです。


しかし(2)の「お米1合(ゴウ)」は迷ったと思います。

「合」という単位は教科書に出てきませんし、料理のお手伝いをする生徒以外は知らない単位です。


身近な生活の中からという事で「1合」選んだのかもしれませんが、学校の中のテストならまだしも、入試問題としては不適切に感じました。



しかしこのような言葉も入試には出されるという事を知っておいてください。


日頃からお子様にはお手伝いをさせるなどして、お米の「1合」のように、身近な事を生活の中で学ばせてあげましょう。


例えば、牛乳1パックは1L(リットル)ですね。

1Lは1000mL(ミリリットル)です。


これを知っているだけで入試に役立ちます‼️



<3>小問集

(1)~(3)は昨年までと同じ形式でした。

ものさしも昨年出たので、迷うことはなかったでしょう。


ただ(4)が少し変わりました。

問題をしっかりと読めば、答えは書いてあるのと同じなのですが、できましたか?


入試問題は毎年少しずつ変わり、レベルアップします。

このような変化に対応できるように、過去問をただ解くだけでなく、幅広く学習しておきましょう!



(5)は、図形の問題がここに出てきたので驚いたかもしれません。

しかし、ひし形の辺の長さを求めるだけです。

間違えてはダメですヨ!



<4>表

(2)の「差」という言葉が分かりましたか?

昨年までは「違いは?」と聞かれていました。


「差」は「違い」のことです。

引き算をすればいいだけです。



<5>お金

お金の数が少なくて、繰り上がりも少なくて、数えやすかったです。

受験生がミスしやすい問題のひとつです。

今年は解きやすかったですね!



<6>時刻表・時刻

例年通りの問題でした。

しかし時刻の問題なので、苦手とする受験生は多いですし、いつも(2)は難しい問題です。

同じような問題をたくさん解いて、慣れておきましょう。



<7>図形

ほぼ例年通りでしたが、(2)で「四角形の数」が問われました。

台形も四角形に含まれます。

ちゃんと解けましたか😊



<8>材料

(3)が難しかったです。

「1人分が1/4個、6人分では1個と( )個ですか?」という問題です。


1/4を6倍すればいいので、6/4(または3/2)個


「1個と( )個ですか?」と聞かれてますから、

 6/4(または3/2)を通分して、

 1と2/4(または1/2)

となります。


そこで答えは

 2/4個(または1/2個)

となります。


読むだけでもイヤになりますよね😆

答えるのも難しいです😆


新しいタイプの問題をと出題したのでしょうが、良問とは感じません。


とはいえ、来年も出るかもしれません。

練習しておきましょう。



<9>グラフ

グラフをしっかりと読むだけでなく、問題文もしっかりと読めないと解けない問題でした。

全ての問題が工夫されていました。


受験生が戸惑ったのは、グラフの1つの目盛りが「1」だったことかもしれません。


今までは降水量などの出題が多かったので、1目盛りが「10」などでした。


1目盛りが「1」なので、

「1・2・3と数えればいいだけじゃない」

と保護者の方は思われるかもしれません。


しかし今までは1目盛りが「10」や「20」。

こちらの方が難しいのですが、生徒が慣れていないのです。


解いたことがあまりなくて、戸惑ってしまうのです。


保護者の方は意外と思うかもしれませんが、

簡単だから解けるわけではなくて、

慣れているから解けるのです。



ですから受験前の学習では、過去問とは違ったタイプの問題が出ても対応できるように、いろんな問題を解いておく必要があるのです。



過去問を何回も解けば、生徒は答えを覚えます。


過去問を何回も解いて、

「100点を取れるようになったから大丈夫!」

と安心してはいけません。


答えを覚えているだけです。

実力はついていません。



< 総 評 >

いくつかアレンジをした問題だったり、奇を狙いすぎている問題がありましたが、全体的には例年通りのレベルでした。


国語、特に国語の「長文問題」は得点のバラツキが出やすい問題です。

ですから国語は得点の予測がつきにくいのです。


しかし数学は、少しずつ問題のレベルが上がっているとはいえ、毎年同じような問題が出ます。


しっかりとトレーニングしておけば、高得点を狙えます。


しかし、先ほども書きましたが、過去問を解くだけではダメです。


生徒が答えを覚えてしまうからです。

できるようになったものを繰り返しても、それ以上に実力はつきません。


できない問題をできるようなって、はじめて実力がつきます。



ですから「ててスクール」では、たくさんの問題に触れてもらえるように、大量の対策問題がそろっています。


過去問のそっくり問題だけでも、数学は各年度で5タイプずつ作られています。


今年もそっくり問題だけでも、新しく5タイプ増えます‼️


その他のマル秘の対策教材も作られます。


簡単な問題から応用問題に進む、スモールステップの問題になっていて、ドンドン作られます。



合格するために、というのが目的のひとつですが、このような学習をして、実力をつけると自信もつきます。


そして受験という人生の大きなイベントを経験することにも価値があります。


将来の力になります。



でも「ててスクール」は勉強だけではありません。

育脳もします。工作やお楽しみイベントも。


育脳はじっくりと考える力を育みます。

とても効果がありますヨ!



総評からはズレてしまいましたネ😝


「ててスクール」ではお子様に受験を通して、この時期にしかできない貴重な体験をして欲しいと願っています。


またズレてしまいました😊




令和7年度 埼玉県立特別支援学校 入試選考

<職業学科>

さいたま桜高等学園 羽生ふじ高等学園 入間わかくさ高等特別支援学校

<高等部分校>

たかしな分校 草加分校 さいたま西分校 松伏分校 上尾南分校 北本分校 宮代分校 鳩ケ谷分校 狭山清陵分校 白岡分校 三郷北分校 大宮商業分校 新座柳瀬分校



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